2012年6月22日金曜日

関川村・旧斎藤家別邸を見学

6月17日、「赤塚・中原邸保存会」の研修旅行で、関川村と新潟旧斎藤家別邸を見学して来ました。
 関川村といえば、国指定重要文化財の渡邉邸と、「大したもん蛇まつり」です。渡邉邸は、私が学生時代、友人の研究活動を手伝ったときに何回も通った場所です。
 その渡邉邸は、大改修中で床や壁などが無い状態。でも、こういう時に見学するのも良いものだと思います。一般的な公開は、いつでも見れますが、こういう状態になっているのを見ることができるのは、この改修工事中しかありません。
 旧米沢街道に接するように、渡邉邸がありますが、そのほかに2軒古い住宅があります(非公開)。現在もお住いになっています。両家の方にも、お世話になりました。
 私の地元である赤塚と、関川村は縁のあるところでもあります。それは、「大したもん蛇まつり」の大蛇伝説に登場する、盲目の琵琶法師「蔵市(くらのいち)」の出身地が赤塚だったということです。
 蔵市が京都で修行して座頭の中では最高位を貰い、その錦を飾るべく赤塚を目指していた途中、関川の大里峠(おおりとうげ、おりとうげ)で女性の姿をした大蛇に出会ったというお話です。

 大蔵神社の神主の吉田享さんから、その大蛇伝説のお話をお聞きすることができました。私が思うに、この伝説を作りあげる基の一部に、その土地の吉凶・陰陽道・風水も関係しているような気がします。 以前、別の機会で、西蒲原や北陸道(通称北国街道)の吉凶・陰陽道・風水について語ったことがありますが、当時の生活には密接に関係していたものです。 今後、関川村について私なりに紐解いてみようかと思っています。
 関川村を出発した後、新潟市中心部にある旧斎藤家別邸を見学してきました。現地では職員の方から保存運動や邸内についての解説をしていただきました。
 邸内からは、NEXT21やマンションなどの高層建築物が見えました。中心部にある新潟の歴史を残す歴史的遺産の1つです。
 お庭は、池を中心にした回遊式で、砂丘を利用した斜面にはツツジなどの花木が植えられています。またお茶室もありました。
 見学中、ふと足元にあった蚊取り線香をパシャリ。蚊取り線香=ブタちゃんの容器が和風建築にピッタリですね。
 私は、蚊の皆さんにとって大好物な血のようで、すぐ蚊さんにチュウチュウされます(晩酌とかしていないのに・・・)。なので、これからの時期、特に藪や薄暗い屋外では、蚊取り線香を両側にぶら下げます。

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