2011年4月26日火曜日

4月23日 佐潟のフナ煮を堪能

23日、佐潟で獲れた30cm~40cm級の特大フナをご馳走になりました。
この時期のフナは、卵を抱え、油もたっぷり。
たくさんのフナをゲットでき、それを煮付けにしてご馳走になりました。

 臭みはほとんどありませんでした。下ごしらえには、生姜の代わりに梅酒(+梅の実)が使われており、残った汁にはフナのお出汁(おだし)と、脂がたくさん。とっても美味しく頂きました。


 一人一匹で、特大サイズなフナなので、食べきったらお腹一杯。おにぎりがありましたが、手が出ませんでした。地元のご年配の方も、「こんなに大きなフナ煮を食べたのは始めてだ。フナだけで腹一杯になったのも始めてだ。」とおっしゃっていました。
 フナさんに感謝です(⊃д・。)

4月15日 赤塚太々神楽

4月15日、赤塚神社境内にて、毎年奉納される神楽舞が披露されました。
 この神楽を「赤塚太々神楽(あかつかだいだいかぐら)」と呼び、大人の舞いや、子どもの舞い(「稚児舞」)の12の舞(「十二舞」)から構成されています。
   赤塚神社の入口には大きなのぼり旗が。書は、昭和初期の赤塚の大地主であった中原蒼園によるものです。

 社殿は明治後期に建てられました。写真に見える額は、明治天皇北陸東海御巡幸に一緒に参加した土方久元の揮毫によるものです。


 地元の方々をはじめ、多くの方々が神楽舞を見学されていました。


 大人の舞の一つである、「恵比寿舞」のようすです。地元の方がお菓子を紐に結び、それを恵比寿様が釣り上げます。

 神楽の最後を飾るは、「大黒舞」という舞です。大黒様がお菓子を投げ、それを観客が一生懸命に拾い、ご利益を頂くというものです。
 地元の子どもたちは、袋を片手に、まだかまだかと待ち、いざ撒かれると必死になって拾う様子が面白かったです。

2011年4月22日金曜日

4月21日 佐潟のフナ

 春の陽気と、桜が満開となったこの時期、佐潟の縁ではコイやフナが産卵をしています。赤塚地域では、これを「ノッコミ」と呼んでいます。
 自分のカメラ(水中撮影可能)を片手に、そっとフナを撮影しました。ほんの50cmくらいの距離で撮っていても逃げませんでした。


陸からもフナの様子を観察できます。
大きさも、大きいものでは40cmの大物もたくさんいました。まるでタイみたいですね。






水中の様子を動画に撮ってみました。


すぐ舟の真下に隠れるように泳ぐフナを見ることができます。 





 すぐ間近でフナを撮ってみました。ノッコミでは、水中の藻や草に卵を産みつけます。

2011年4月19日火曜日

4月17日 赤塚・中原邸の一般公開

4月17日、「赤塚・中原邸保存会」主催のもと、春の中原邸一般公開が行われました。
 中原邸は、明治11年9月16日に、明治天皇が北陸東海御巡幸の際、ご昼食をとられた、行在所です。当時の状態で母屋が現存する行在所では、近隣では中原邸しかありません。
 中原家は、内野、新保、鱸、中島、赤塚の土地を所有する大地主で、江戸後期には乳の潟(ちのがた)の新田開発を行い、中原藤蔵の名前を取って「藤蔵新田」と呼ばれ、現在に至っています。
 旧北陸道(旧北国街道)に面する表門。昭和になって屋根が掛けられ、それまでは屋根の無い、「冠木門」と呼ばれる建築様式となっていました。
 『明治十一年 明治天皇新潟縣御巡幸 六十年記念誌』(新潟県立図書館所蔵)には、当時北陸東海御巡幸に関する詳細な内容が記載されています。その中に、行在所の御門と御玄関には、各1張、地が紫の菊の御紋入りの幕を張るようにと、指定されていました。

 中原邸にあった人力俥を。地元の人力俥職人のご尽力により復活し、それを展示していました。


表門を入ってすぐ右側には、明治天皇赤塚行在所の石碑があります。
 かつて、戦前までは、表門の左側にありましたが、戦後になると進駐軍が来るとのことで、邸内に埋められ、後に掘り起こされ、現在の場所に置かれました。

戦前までは、旧北陸道に面する場所に、石碑と建札が置かれていました。

 今回、明治天皇北陸東海御巡幸に関する資料展示がありました。とても好評で、見る人からは「明治天皇が来たことは分かっても、それ以外に有名な人が来ていたことは分からなかった。」とか、「もっとこれを多くの人に知って欲しい。」、「実際こんな様子で来ていたのは驚き。」というような、ご感想がありました。
 地元赤塚の人も、どの家に誰が休憩したのかを記した地図を見て、関心されていた人もおられました。
 今回の公開の一番のメインがこの資料展示だと言えます。


 地元の大学である新潟国際情報大学の茶道部の方々による、抹茶の提供もされました。赤い敷物と傘が風情を出していました。
 資料を眺めた後に、竹炭や佐潟のストラップ、お茶やコーヒーなどをお求めになる方々が大勢おられました。

 今回の公開で来邸された方々は約300名。次回は、資料展示の内容も充実しているものと思われます。次回の秋の一般公開をお楽しみに。